環境正義への挑戦
アユキラ川流域は沃土に恵まれた谷地で、流域の主要経済活動はサトウキビ生産です。製糖工場の操業開始は1972年に遡ります。
しかしその経済利益は流域コミュニティに公平に分配されることはありませんでした。上流域では集約的農業が発達し、サトウキビ、スイカ、トマトを輸出し利益を生んできました。
しかし下流域ではそのような機会に恵まれず、自給自作のための農業、畜産、漁業を営むのみに留まりました。上流域の砂糖精製工場から垂れ流される排水は川を汚染し、下流域に住む人々に大きな被害を与えていたのです。
モデルケース
このe-ケーススタディは、アユキラ川水系の環境浄化への取り組みを記録したものです。政府関係者と大学の専門家がどのように地元市民と協力体制を築き、環境問題を解決へと導いたのかを例証します。
ポイント
このケーススタディの概説はショートドキュメンタリー形式でご覧頂けます。この川に関する詳しい地理や歴史の補足説明もあり、対立する住民の声を視聴することも可能です。地域レベル、地球レベルで起きている環境問題に共通点があることにも気がつくことでしょう。さらに詳しく調べたい場合は、オンラインアーカイブで論文や科学的データをご利用いただけます。
e-ケーススタディを活用する
この教材は、環境学、政治学、社会学の授業やオンラインラーニングプログラムに適しています。
実例を学ぶことで、学習者は環境問題解決のための科学的知識を評価し、その知識を実践で生かす能力拡充へと反映されます。
レベル
大学院生から一般市民までの広いニーズに対応
デザインと技術
インターアクティブ・タイムライン、詳細地図をフィルム、イメージ、背景に使用。HTMLとフラッシュ技術を活用し、特定テーマに関するコンテンツをよりわかりやすくかつ利用しやすい仕様に仕上げました。
画期的なフラッシュビデオの使用により、本ドキュメンタリーやビデオの抜粋を別コンテンツに組み込むことが可能となりました。この教材はすべての学習マネージメントシステムに対応するよう設計されています。
執筆者
エドワルド・サンタナ、サルバドール・ガルシア・ルバルカバ、ルイス・マルティネス(グアダラハラ大学)、セルヒオ・グラフ(シエラ・デ・マナントラン生物圏保護区の前所長)
著作権
国連大学、グアダラハラ大学
一部著作権所有
プロジェクトタイトル
e-ケーススタディとドキュメンタリーライブラリー